キッズアースコラム 2009/04 

 最近はめっきりと春らしくなり,それぞれの学校で入学式を迎えるシーズンとなりました。毎年のことですが3月の新聞折込チラシには進学塾が競い合うかのように合格速報を載せていました。かつて,学習塾という業界にいた時,大学受験・高校受験・中学受験など,様々な受験に関わった中でも,中学受験というものは格段に責任の重いものでした。問題を解くテクニックを訓練し点数を取らせそして志望校に合格させる・・・ これが指導をするものにとっての大きな責任のひとつになります。ですが・・・ 最終的にそれを乗り越える大きな力となるものは,本人自身の精神力とモチベーションに他なりません。かつての教え子の女の子でとても大人しくて地道に勉強する女の子がいました。順調に成績も上がりキチンと順当に受験校も決めて万全の態勢で臨んだはずなのに,最初に受けた滑り止めの学校に失敗してしまったのをきっかけにして次々と失敗してしまいました。最後に追い詰められて第一志望校の三次試験を受ける前に,この子とそのお母さんと面談をしたのですが,お母さんから受験校をもっと的確に選ぶべきだったのではというお話が出ました。本人も本当に落ち込んでしまっている中で,もう一度原点に戻って何のために受験という道を選んだのか,そしてそのために今までしてきた努力を振り返って話合いをすることになりました。正直そういう事意外にどう対応すべきかが分らなかったのです。発表の日にその子から連絡はありませんでした。私自身でも考えられないくらい落ち込んでいました。もう二度と受験クラスの担当はしたくない・・・ そんな風に思いながら過ごして,一週間たったある日の朝,「先生!私合格したよ!!」と突然その子からTELがかかって来たのです。いつも大人しくあまり自分からは話かけてこない子でしたが,精いっぱいの大声でした。「合格したぞー!!」その時は本当になりふり構わず大声で叫び大ハシャギをしたことを覚えています。補欠合格だったので確定まで時間がかかったということでしたが,あの時のあの子の生き生きとした心からの喜びの声を今でも時々思い出すことがあります。ですがもし・・・ あの時にやはり合格できなかったとしたら・・・それを考えた時に合格不合格という範疇だけで中学受験を考えるわけにはいかなくなってきます。中学受験というものには色々な意味で賛否両論があるかと思いますが,実際に受験することになった子どもたちにとっては,人生で最初に与えられる大きな試練です。故に、その先の人生に大きな影響を与えてしまうこともあり得ます。そうした中で成績を上げるための授業スキルだとか,模擬試験の成績が上がったとかという次元だけではなく,どのように精神的にサポートしていくかということが,その子に関わる大人の責任だと思います。キッズアースの各教室のある場所はとても受験熱の高い場所ばかりです。特に中学受験をする生徒ばかりが通われているわけではありませんし、受験ということに特化して教室運営をするということではありませんが,前述した受験生のように私たちの教育が子どもたちに影響を与えることも多いかと思います。知識とかスキルばかりに捉われるのではなく、まずは精神的な成長をサポートできるように。まずは私たちスタッフ自身が自分達自身の人間性を高める努力を怠ることのないように身を引き締めていきたいと思います。                          

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