キッズアースコラム2011/10 「人と比べない」

  先日の朝日小学生新聞に、「相田みつを」さんについての記事が出ていたので、久しぶりにしっかりと読んでみました。相田みつをさんの息子であり、相田みつを美術館長である相田一人(かずひと)さんが、みつをさんの人となりについて、話をしている記事です。野田首相の民主党代表選の演説で引用して話題になった「どじょう」という詩にからめながら、以下のようなことをおっしゃっていました。

 

「父の生き方の基本は、『比べない』ということ。人と比べているかぎり、本当の心の安らぎは得られない、とよく言っていました」と一人さん。「どじょう」は、そんなみつを 

さんの思いを一言で表わしていると言います。小学生向けに説明すると、どんな意味になるのでしょう。

「子どもたちは、成績などで、ほかの子と比べられてしまいますよね。自分をよく見せようとして、本当の自分でなくなっていくこともあるのでは。今の子どもたちにも是非ふれてもらいたい言葉です」―(朝日小学生新聞921日より)

 

もうひとつ。

ある雑誌の中で、脳科学者の方が次のように言っていました。

―「相手に勝ちたい」と思うと脳は混乱してしまう。―

人間の脳には、「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」という3つの根源的な本能があり、この3つの本能に逆らう行動をすると迷いが生じます。「敵に勝ちたい」と思うことは「仲間になりたい」という本能に逆らうことになります。したがって、集中力が高まらず、

体に的確な指示を出すことも出来ないので、必然的にかなりの確率でミスが出ます。

たとえばスポーツ選手でも相手を「敵」と認識せず、「自分を高めてくれる大切な仲間」と認識出来た時に初めて結果が出せるといいます。

「相手を倒そう」とか「相手に負けてたまるか」と考えていると、脳は十分に機能せず、独創的なアイデアも、気力も生まれません。たとえ競争相手でも「自分が成功する上で不可欠な仲間」と思うことが結果として勝利に導く第一歩になります。

 

キッズアースの授業では、学習塾のように子どもたちの成果を、点数化等をして比べることがありません。

もしかすると学習の成果が分かりにくいという不安があるのかもしれませんし、もちろん、現実的に人と競争をするということは、今後の人生において必要な場面がたくさん出てくるでしょう。

しかしながら、前述の方々のご意見と同じく、本当に必要な競争は、人と比べたり争ったりすることではなく、自分自身がそれまでの自分自身をどれくらい乗り越えられて来たかということだと思っています。

わたしたちは、今後の授業の中で、あるいは野外活動の中で、もっともっとそのような場面をつくりだしていきたいと思っています。

                       キッズアース 小泉 力


コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

calendar

S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< November 2018 >>

selected entries

categories

archives

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM