キッズアースコラム2011/12学びについて

  先日、明治大学教授の齋藤孝さんがある雑誌のインタビューの中で「学び」の定義について語っている中で、私自身いつも気をつけていたいくつかの言葉があり、あらためてもう一度、しっかりと心がけていこうと思うことがありました。 
 一つは『学ぶことは自己を修正していくこと』という話です。人が現実社会の中で生きていくためには、他者と広くコミュニケーションを取ります。たとえ自分自身と意見が違う人間であっても、そこから学んで自分を修正するという柔軟性が求められ、それぞれ修正していきます。その中で、より豊かな個性が生まれるため、自己を修正できない人は、同じ過ちを繰り返し成長をしていかないという話です。
 もうひとつは、『幅の広い「学び」により「多様性の森」をつくる』ということです。
 たとえば、一番好きな木を一本だけ植えて終わるのではなく、いろいろな種類の木を植え、育てていく。もちろん、その森の中には何か基盤となるものがあってもよく、その基盤の上に、性質の違う木がバラエティ豊かに茂り、一つの生態系を形成しているのが、この「多様性の森」で、多種多様な生物が共存できる環境と同じように、学びの世界にも多様性があったほうがよいと言っています。
 このような人間になるには幅の広い「学び」が必要になりますし、幅広く学ぶことによって、より多くの物事に対処しやすくなるということです。どうも最近は、様々なスキル本や見本となる情報が氾濫しすぎていて、それに影響を受けすぎる傾向が多いように感じます。もちろん、教科書は必要不可欠なものではあると思います。しかし、単に型にはまるのではなく、それらをもっと広く深い意味でとらえ、基盤として考え、もっともっと現実社会の中で「自己を修正する力」や「多様性の森」をつくることが、私たちのように、特に子どもの教育に携わる者にとっては大切なことだといつも思っています。今年最後の締めくくりとして、これらのことを、キッズアースに関わるすべての先生にも伝えていけるように、まずは自分自身が実践していくことをお約束します。
 今年も多くの出会いがありました。また、僅かではありますがキッズアースを離れていく方々もいらっしゃいました。より長く、より良き関係性が続きますように願いながら。本年も大変お世話になりました。来年もよろしくお願い致します。
                            キッズアース 小泉力


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