キッズアースコラム201206「それぞれの個性と才能」

  横浜に発達障害や不登校の子どもたちを預かる、「楠の木学園」というNPO法人のフリースクールがあります。先日そこの副学園長、といっても私の古くからの友人なのですが、今年度の生徒の集まりぐあいについて聞いてみたところ、今年は非常に集まりがよく、学校の性質上、面倒を見きれる範囲でしっかりと定員を決めているので入校できない生徒も出てきているということでした。私からすれば羨ましい限りなのですが、本人いわく、確かに経営上は安定していいのだけれど、本当にこのような学校が流行ってしまうのはいかがなものか、と複雑な心境を語ってくれました。
振り返ってみると、私たちの時代には「学校にいかなくても良い」という選択肢がなかったので、ほとんどそのような生徒がいた覚えがありません。また、発達障害についての研究も今ほどは進んでいなかったため、現在ではそのように認定されてしまう生徒でも、当時は若干変わったやつだと思うところはあったにせよ、共に学び共に遊んで特に問題はなかったように思いますし、私自身は少しぐらい変わっているやつがいたほうが楽しかったように思います。(私がそのタイプなのだからかもしれませんが・・・)
 確かに現在のように様々な問題が解明されて、子どもたちそれぞれの個性や能力に合わせた、教育の手法がとられるということはとてもいい事だとは思います。しかしながら、どうしても一律的な教育にはしりがちな公教育においては、対応しきれない子どもたちが年々増加傾向にあるようです。
また、そのように早い段階から一般的な教育の場から外された子どもたちの中には、社会的な弱者になってしまう者も少なくないようです。ですが、一律な教育から外れる子どもほど、何かしらの大きな能力を持っているということも、少なくないというのもまた事実です。ですから、隅に追いやるのではなく、その能力を最大限に伸ばすということも、教育の場における大きな仕事の一つではないでしょうか。私たち民間の教育機関ではどうしても、常に経営の継続というものと戦っていかなければなりません。本音を言えば、出来ればもう少し公教育にも頑張ってはいただきたいとは思いますが、微力ながら私たち自身も、責任の負える範囲にはなりますが教育と経営の微妙なバランスを取りながら、数ある個性と才能を育てていきたいと思っています。
                                     キッズアース 小泉 力

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